女子ゴルフの元世界ランク1位で昨年現役を引退した宮里藍さん(32)が17日に「ブリヂストン・アスリートアンバサダー」に就任したことが発表された。

 20日のジュニアクリニックなど活動開始の場となる中京テレビ・ブリヂストン・レディース(18日開幕、愛知・中京GC石野C)の会場で会見に臨み「たくさんの方に応援をしていただいたおかげで今の私があると思っています。応援の力の素晴らしさを次世代につなげていくのも私にとっては大きなチャレンジ。他のアスリートと一緒にイベントをしていったり、夢を追いかける人を応援していくことに魅力を感じています。まずはジュニア(指導)をメインに活動していけたらと思っています」と抱負を語った。

 宮里さんも加わる「チームブリヂストン」には、リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダル萩野公介(23)ら、東京五輪・パラリンピックを目指す多くのアスリートが名前を連ねている。宮里さんは「何らかの形でオリンピックに携われたらベスト」としつつ、就任を要請されている東京五輪女子コーチについては「自分の中で何がベストかを慎重に考えていきたいところもある。チームブリヂストンとしての活動が先になりますし、その中で自分の感じ方とか、オリンピックのコーチに対する考え方とか感触も変わってくると思う。そこも踏まえた上で、あまり長引かせるのも失礼だと思っているので、なるべく早い段階でお返事したいと思っています」と話すにとどめた。