ディフェンディングチャンピオンの上田桃子(31=かんぽ生命)は5バーディー、1ボギーの68で回り、4アンダーで首位と3打差の5位につけた。

 5番でボギー先行も、6番から4連続バーディー。最終18番もバーディーで締めたが「1日、取りこぼしまくった感じです」と渋い表情だった。16番パー5の第2打は、グリーンエッジまで残り150ヤードほどから6番アイアンでギリギリを狙ったが、当たりが薄く手前のバンカーに入れ「しょうもないパー」にとどまった。「スコアが出るコース。(ロングホールの)13番も16番も2オンできますし、そういうところをしっかり取っていかないと、流れが良くならない。ちゃんと取れるところで取れなかった」。勝ち方を知っているからこそ、チャンスを逃したホールの反省を忘れなかった。

 ティーショットは「1ホールだけセミラフ」で、あとは全てフェアウエーをとらえた。「ショットはすごく良かった。そんな(フラストレーションのたまる)1日でも18番をバーディーで締められた」と連覇に向けたプラス要素は確かにある。同じ辻村明志コーチに指導を受ける20歳の小祝さくらが首位発進したことも発奮材料。「さくちゃん、良かったですからね。後輩には負けていられないです」と笑顔で力を込めた。