時松隆光(筑紫ケ丘GC)が3バーディー、2ボギーの71で回り、通算7アンダーの137で首位と2打差の4位に浮上した。現在賞金ランクトップの24歳にとって、16年に初優勝した原点の大会。バラエティー番組で共演したダウンタウン浜田雅功(55)にも気に入られるなど素朴なキャラクターにも注目の男が、大会2勝目を狙う。

 難条件にも、アンダーパーでまとめた時松が声を弾ませた。「(ギャラリーから)『ゲンちゃん』って応援してもらえました。浜田さんさまさまです」。本名の「源蔵」が由来のあだ名が浸透したのは、先日2週にわたって放送されたフジテレビ系「ジャンクスポーツ」の影響が大きい。石川やベテラン深堀、若手7人の中で、浜田に一番気に入られたのが時松だった。「いじってもらって、笑ってもらえたので良かった。大みそかの(特番)とか絶対拝見しているので」。すぐに再出演のオファーも届いたほどだ。思わぬ形で名前を売って、今度は「この試合がなければ、僕は今この位置で戦えていない」という特別な舞台で再び勝ちにいく。