前週米ツアー日本人最年少優勝を飾った畑岡奈紗(19=森ビル)が6バーディー、3ボギーの69で回り、3アンダーで首位と3打差の10位発進した。自身4度目のメジャーで初めて60台をマークした。世界ランク6位の朴城■(24=韓国)が6アンダーで単独首位。上原彩子(34)はイーブンパーの51位、横峯さくら(32)は1オーバーの71位、野村敏京(25)は3オーバーの108位だった。

 1年前、初メジャーとして予選落ちを喫した舞台で畑岡が成長を示した。いきなり連続バーディー。折り返しの18番では4メートルのバーディーパットを沈めて拳を握った。後半8番で4メートルをねじ込むと、デイナ・ドリュー・キャディーと小指を合わせた。春先の試合で指をケガして包帯を巻いていた相棒とハイタッチの代わりに始めた“儀式”。「最低限の目標は達成できた。もう少しいけた悔しさはあるけど、60台が出せたのは良かった」。快挙から4日後のラウンドで「気負いはなかった」とする一方「自信をもってできた」と表情は明るかった。

※■は火ヘンに玄