前週米ツアー日本人最年少優勝を飾った畑岡奈紗(19=森ビル)は4バーディー、4ボギーの72で回り、通算3アンダーの141でスタート時の首位と3打差を維持しつつ8位に順位を上げて決勝ラウンドに進んだ。

 風が吹く難条件にショットが乱れる場面もありながら、崩れなかった。4番パー5ではティーショットを右の池に入れるも、4メートルをねじ込んでパー。右の林に打ち込んだ9番も1・5メートルを沈めてしのいだ。後半は17番でボギーをたたいた直後の最終18番、5メートルを決めるバウンスバック。「風が吹いていた中でオーバーしなかったのは、最低ラインとして良かったかなと思います」と、パープレーでまとめた1日を評価した。

 第1日27、第2日28という2日間の合計パット数55は全体15位の数字。パーオンしたホールでの平均パット数1・64は同5位とグリーン上で強さを発揮している。「ビッグトーナメントで予選を通るとすごく大きい」とうなずくが、十分に優勝争いにも絡んでいける位置。「まだまだ詰められない差ではないと思う。ミスジャッジだけはしないように、チャンスをしっかり決めていきたい」と力を込める。

 元世界ランク1位の柳簫然(韓国)、昨季賞金女王の朴城■(韓国)、16年にこの大会を18歳で制したブルック・ヘンダーソン(カナダ)ら強豪が並ぶトップグループの背中を追っていく。

※■は火ヘンに玄