日本ゴルフ協会(JGA)は3日、20年東京五輪代表コーチ就任を正式要請していた宮里藍さんから断りの連絡は入ったことを発表した。

 JGAは「大変残念ではありますが、本人のご意向を尊重し、東京大会につきましては断念することに致しました」とコメントした。JGAによると宮里さんからは「正式なオファーを受けてから自分なりにいろいろと考え悩みました。

 正直、素晴らしいチャンスを与えていただいたことには大変光栄であり、とてもうれしかったです」と感謝の言葉を受け取りつつも「昨年現役を引退したばかりでコーチング経験がなく、まずはコーチングについて深く学んでいきたいと考えているところの要請でしたので、果たしてこの状況で、選手にとってベストな状況を作ることができるだろうか、という懸念がずっと頭から離れず、最終的には今回はまだ難しいと判断するに致りました」と返答されたという。

 なお20年東京五輪の女子コーチについては、JGA内にあるオリンピックゴルフ競技対策本部強化委員会で引き続き協議し、今後の方針、人選を決めていく。