日本ゴルフツアー選手会は3日、長嶋茂雄招待セガサミー・カップ(5日開幕、北海道・ザ・ノースカントリーGC)に向けて練習ラウンドが行われた同コースで臨時ミーティングを開き、片山晋呉(45)が5月のプロアマ戦で同伴アマチュアに不適切な対応をして厳重注意処分を受けたことを報告した。

 選手会長の石川遼(26)は「規定の明確化も進めていきますが、選手会長としては、選手間の共通認識を高めていきたい」と話す。

 参加した約70人の選手を前に自らの思いも語ったという。「一緒にプレーしたアマチュアの方に自分のファンになってもらう。選手として、自分のファンを増やすのは非常に大事なこと。自分からは、そういう話をしました」と振り返った。

 日本ゴルフツアー機構でプロアマ戦を担当する渡辺司理事(61)にも、あらためて注意点などに触れてもらった。「お客さんがプレーをしている時に練習をしないとか、了承を得てから練習をするというよりも、100%自分のためにしかフォーカスしていない練習は、お客さんを無視する行動につながる可能性が大いにあるということ。渡辺さんからは具体的なことを踏まえて、そういった部分をお話ししていただきました」と説明する。

 石川は「1人1人が好印象をもってもらえるような行動、お客さんとの距離感が大事」とも強調。渡辺以外にも、丸山茂樹(48)佐藤信人(48)細川和彦(47)田中秀道(47)田島創志(41)といった面々に協力をお願いした。

 「プロアマの日にコースを見ていただく。選手個人個人には、他のプロがプロアマをどう回っているかは見えない。選手の中だけでは『あの人がよくやっていた』『あの人はよくやっていなかった』というのは難しい部分もある。そういうところ(チェックと情報共有)を期待しています」とした。