比嘉真美子(24)は通算9アンダーの4位タイでフィニッシュした。日本勢では41年ぶりとなるメジャー優勝はならなかった。

 首位と3打差4位から最終日に臨んだ比嘉は、前半は1バーデイー3ボギーと苦しみ、スコアを落とした。後半は粘り、11番、13番でバーディーを奪い、10アンダーと伸ばした。

 続く13番、痛恨のダブルボギーで再び8アンダーに落としたが、14番で再びバーディーとし、9アンダーへ。残り3ホールをパーセーブしたが、ここまでだった。

 12アンダー2位で出たジョージア・ホール(英国)が6バーディー1ボギーとスコアを上げ、通算17アンダーで初優勝をメジャー大会で飾った。

 比嘉は大会終了後、「いいプレーと悪いプレーがはっきり出てしまって、出入りの激しいゴルフになった。それでも18ホール全力でできた。もう少し伸ばしたかったけど、今日は今日で頑張った。100%出しました」と笑顔で振り返った。

 これで来年の出場権を手にした。1977年全米女子プロを制した樋口久子に続く日本人メジャー制覇へ、「バージョンアップして戻ってきたいです」とさらなる飛躍を誓った。