初優勝を目指す星野陸也(22=フリー)が6バーディー、3ボギーと連日の68で回り、通算6アンダーの136で単独首位をキープして大会を折り返した。

前半13番でボギーが先行も「パターが入ってくれた」と、直後の14番から4連続バーディー。後半8番ではティーショットを大きく右へ曲げた。OBも覚悟した場面だったが「奇跡的にギリギリ助かった」とボールは林に残っていた。横のラフに出し、残り105ヤードからの第3打を59度のウエッジでピンそば1メートルにつけてナイスパー。「ダボになるかもしれなかったので、本当に良かった」と胸をなで下ろした。

予選2日間は茨城・水城高、日大の2年先輩である松原大輔(23)とのラウンドだった。「自分は水城にギリギリ入れた選手。(松原)大輔先輩は昔からナショナルチームのメンバーで、アマチュア界ならみんなが知ってるような選手でした。自分の中では“超スゴイ先輩”。でも優しく声をかけてくれたり、いろいろ教えてくれました」と振り返る。ツアーでは先に実績を残し、尊敬する先輩から「高校の時は教える立場でしたけど、今は(星野)陸也に全部負けてると思う。一緒に回って、いろいろ学べた」と言われるまでになった。

2打差4位の松原も初Vを狙える位置につけているが「それ(優勝争い)は負けたくないです。3日目も4日目もトップで優勝したいですね」。悲願の初優勝へ、アクセル全開で突き進む。