ツアー未勝利の22歳、鍋谷太一が首位と4打差の3位に浮上した。通算5アンダーの7位から4バーディー、2ボギーの69で回り、通算7アンダーに伸ばし「満足ですね。100点満点で80点ぐらいのゴルフ」と自ら合格点を出した。

8日に会場入りし、ウエーティング2番目で日本オープン出場権を得た。高校1年時、日本オープンに初出場した当時を振り返り「あの時は会場が沖縄でしたが、風も強くてラフもすごくて訳分からんってなって。あの時に比べたらアンダーパーで回れているし、精神的に成長したなって感じです」と満足そうな笑みも浮かべた。

14年にプロテスト合格。19歳でツアー出場権を得たが、予選落ちの連続だった。昨年は自己最高位の賞金ランキング92位(約750万円)を稼いだものの「今年もうまくいかず、これまで3回ぐらい(プロとして)ダメなんじゃないかな、と思ったことがありました」と振り返る。今週は日本最高峰の大舞台で上位進出しており「ゆっくり味わって、お茶でも飲みながらプレーを楽しみたいというのが大きいです」とマイペースで最終日を迎える。