新シーズン2試合目となる16年大会覇者の松山英樹(26=LEXUS)は3バーディー、3ボギーの72で回り、イーブンパーで首位と8打差の27位発進した。

インスタートから前半14、15番と連続ボギーが先行し、折り返しの18番で初バーディーを奪取。2、3番と連続で取ってアンダーパーまで盛り返した後、最終9番は3パットボギーのフィニッシュとなった。

淡々とした表情で「何も良くなかったって感じですね」と総括した。フェアウエー、グリーンとも外したのは4ホールだったが「ドライバーに関してはいい感じで打てている感じのところもあるんですけど、アイアンショットがなかなか思うように打てないので、ピンにつくシーンもほとんどなかった」。本来、アイアンショットは世界屈指の精度を誇る。スタッツだけ見れば上々でも、チャンスをつくれなかったことへの不満が口をついて出た。

大会前、2位に7打差をつけて圧勝した2年前を「あの時は簡単だった。何をしてもうまくいった」と振り返り「あれくらいのゴルフができたら」とも話していた。「ショートゲームで粘らなければいけなかったけど、それもうまくいかなかった。(パットも)グリーンのスピードをつかめなかった。(ショットは)スイング自体の問題だと思うので、そこをしっかりと調整できれば。1打でも差を縮めて週末を迎えられるように頑張りたい」と、すぐに練習場へ足を向けた。