第1ラウンドが行われ、16年大会覇者の松山英樹(26=LEXUS)は3バーディー、3ボギーの72で回り、イーブンパーで小平智(29)らと並び、首位と8打差の27位だった。稲森佑貴(24)は2オーバーの49位、池田勇太(32)は3オーバーの59位。パトリック・リード(28=米国)が64をマークし、8アンダーで単独首位発進した。

松山は淡々とした表情で「何も良くなかったって感じです」と言った。グリーンを外したのは4ホールと上々だったが「アイアンが思うように打てないので、ピンにつくシーンもほとんどなかった。スイングの問題」。最大の武器でチャンスをつくれなかった。折り返しの18番から4ホールで3バーディーと中盤以降、ティーショットに安定感が出たのは好材料。2年前は2位に7打差をつけて圧勝した。「1打でも縮めて週末を迎えられるように」。