来季の賞金シード権復帰が絶望的になった原江里菜(31=NEC)が、肩を震わせて泣いた。

8位から出て2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの74とスコアを落とし、通算1アンダー。ホールアウト時点で58位となり、50位タイまでの予選通過ラインに1打届かず。予選落ちが濃厚になった。

賞金ランク57位で、今大会終了後、50位以内までに与えられる賞金シード権を獲得するには単独8位以上が最低条件だった。同55位以内までに与えられる来季前半戦の出場権も厳しくなり、QTに回ることが確実。

ホールアウト後はトイレに駆け込み、しばらくしてから目を赤く腫らして報道陣の前に姿を見せた。1番パー4で3パットのボギー、3番パー3では池にボールを落としてダブルボギー。出だしてつまずいたが、原は「3パットと池に入れた以外は、いいプレーができた。それだけに…」と話すと、言葉を詰まらせた。

次第に涙をこらえきれなくなり、号泣しながら「久々に悔しくて…」と、とめどなく涙がこぼれ落ちた。