2018年度ジャパンゴルフツアー表彰式が3日、都内のホテルで行われ、選手会長と選手と二足のわらじで戦った石川遼(27=CASIO)が激動の1年を総括した。

石川は会長としてピンフラッグの製作、販売や土曜プロアマの開催、選手の公開インタビューなど、ファンが選手と触れあえる機会を増やしてきた。選手との両立で、ツアーでの勝利という結果は得られなかったが、前日終了の日本シリーズJT杯では、プレーオフに進出し、大会を盛り上げた。

「選手の観点で1年を通して見ると、シード選手の中で年齢も若くなってきた。海外勢も強い選手が多く活躍し、日本と海外選手とのシード権争いも熱い戦いになってきた」と1年の戦いを振り返った。

来年に向けて選手会長としては「1人の選手が、1人当たり何人ぐらいのギャラリーを連れて歩いているか。シンプルに選手の魅力だったり価値、人気を図る部分でもある」と選手それぞれが自分の個性や魅力を磨き、ファンをひきつける努力が必要と強調した。

個人の目標としては「来年は自分にとって大きな年になる。優勝はもちろん、賞金王を目指していきたい。20年の五輪も、会場が地元(埼玉)。自分にもチャンスがあると思っている。そういう意味でも、来年は自分として気合が入っている年」と話していた。