ゴルフ女子で熊本県出身の有村智恵(31)、上田桃子(32)、笠りつ子(31)が22日、都内で熊本地震のチャリティーイベントを行い、放映権の問題で来年中止と決まった地元大会KKT杯バンテリンレディスの開催を訴えた。

日本女子プロゴルフ協会は18日、来季日程を発表。放映権の問題でKKT杯バンテリン・レディース(熊本)、中京テレビ・ブリヂストン・レディース(愛知)、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子(宮城)の3試合が中止となった。上田は「ゴルフ大国と言われるぐらいゴルフ好きが多くて、友達もインスタグラムに『うそでしょ』と載せているぐらい。それぐらい楽しみにしてもらっていた」と熊本のファンの声を紹介。その上で「自分自身もけっこうショック。まさか、みたいな」。例年ギャラリー数の多い大会だったため、「なくならないだろうと思っていた」と明かした。

3人ともに「声をあげていきたい」と話した。急な発表にとまどいながらも、選手間で意見をまとめ、協会に見直しを求めるつもりだ。さらに有村は「声をあげた選手が全然結果が残せなかったじゃ、話にならない、。試合があることを信じて、練習に励んでいきたい。待ってくださるみなさんの前でいいプレーをすることが自分たちがやらなきゃいけないこと。声をあげつつも練習の方もしっかりやりたい」と前向きな姿勢を示した。