男子ゴルフの尾崎将司(72=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ)が19年シーズンを「ラストイヤー」の覚悟で挑む。

23日、千葉県内で「ジャンボ尾崎ジュニアレッスン会 supported by ISPS」を開催。尾崎3兄弟のほか、女子の原英莉花らジャンボ軍団が、23人のジュニアを熱血指導した。レッスン後、尾崎将は「自分ではラストイヤーの気持ちでやる。オフは自分なりに成果を感じている。楽しみ」とシーズンへの決意をにじませた。

昨年のツアー出場は、自身最少7試合(4試合で途中棄権)だった。予選突破は13年以来ない。腰痛の影響で思うようなプレーができていないが、今年は少し違う。「今までにない練習ができている」と重さの違うクラブを使い分け毎日、約200スイングをこなしている。「振る筋力をつけなきゃいけない。去年で思い知った。ゴルフは飛ばないと面白くない」と話す。

今年の国内初戦は、4月の東建ホームメイト杯(三重)になる見込み。「自分の体にムチを打っていい稽古をしているから、もしかしたら良い話題を提供できるかもよ」とニヤリ。72歳を迎えてもジャンボの競技への思いにかげりはない。【松末守司】