31位から出た松山英樹(27=LEXUS)は、4バーディー、3ボギーの71で回り、通算3アンダーで首位と6打差の23位まで浮上した。

前半2番でボギーとして、4番でスコアを戻して迎えた6番(パー5)。ティーショットが左の池の縁へ。第2打は左脚が不安定な状態で打ち水切りショットとなったが、今度は右のラフに入った。第3打もグリーンに乗らずピンチの連続も、約6メートルをチップインしてバーディーを奪った。

さらに、10番(パー4)。ティーショットが今度は右に曲がり林の中へ。ボールは見つかり、打った第2打が1・3メートルにつけた。これを沈めてバーディーと、2度の幸運を呼び込み、踏みとどまった。「間違えたら80くらい打ってもおかしくない内容だった。ラッキーもありながら、よく粘れたなって感じ」と振り返った。

大会前に崩した体調については「(腹痛の)痛み自体はだいぶん減っているので助かっている」と話したものの、ティーショットが定まらず苦しいラウンドが続いている。「ショットが年明けから良くなる兆しが見えていたものが、一気にこの試合でなくなった。やはり体調を崩したのが一番大きいのかなっていうのがあるけど、ちょっとショックを隠せない」と話した。

マシュー・フィッツパトリック(英国)が通算9アンダーで首位に立った。