6年連続8度目の出場となる松山英樹(27=LEXUS)は、3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75で回り、3オーバーの63位でフィニッシュした。

8度目の出場の松山は、いきなりつまずいた。1番のティーショットをバンカーに入れると負のスパイラルに陥った。第3打でピン約3メートルにつけたがこれを外しボギー。2番もボギーとすると、3番では再び右にいき林に。第2打が木に当たる不運もあり、マスターズで自身ワーストとなるスタートから3連続ボギーと厳しい戦いを強いられた。

最後まで流れをつかめず、3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75で、3オーバーの63位と出遅れ。ティーショットが安定せず、フェアウエーのキープ率は35・71%まで落ち込んだ。「パーを取れないんじゃないかと思った。なかなかうまく調整できていない。スイングが良くないんじゃないかなって感じ」と分析した。

第1日を終え、首位とは9打差と離された。優勝者の第1ラウンド終了時の最大差は7打で、過去の歴史で、9打差を逆転した例はない。目指すメジャー初制覇へは、歴史的な逆転劇を演じるしかない。「(第2ラウンドは)しっかりアンダーパーで回って、少しでもチャンスのある位置にもっていけたらいいなと思う」と巻き返しを期した。