腰痛を再発した石川遼(27=CASIO)が、この日朝に棄権することを決めた。石川が途中棄権するのは08年のプロ転向後初めて。

第5腰椎のヘルニアの症状で、4月の国内開幕戦となった東建ホームメイト杯を欠場。先週末に打ち込みを再開し、今大会が今季初のツアー出場だった。

前日2日の第1日に、13年の日本ツアー選手権第1日以来、6年ぶりの80台となる81をたたき、出場108人中107位で発進。その際には「腰が抜けた感じ。フォロースルーからフィニッシュの間で、痛かった。そこから足が動かなくなりました。本当に、どうしたらいいか、分からなかった」と明かしていた。

前夜は治療に専念したが、一夜で回復の兆しは見えなかった模様だ。

第2日は尾崎将司(72)、アマチュアのスター候補生金谷拓実(20=東北福祉大)と午前7時50分にスタート予定だったため、この日朝にクラブハウスを訪れ、同組の2人に棄権を報告した。

ゴルファーにとって腰の負傷は、長期離脱の危険性もある。石川の今後のツアー出場は、不透明になった。