アマチュアの古江彩佳(19=滝川二高卒)が8バーディー、1ボギーの65で回り、通算10アンダー、134で初優勝に王手をかけた。前半で30をマークし、黄金世代の先輩たちをかわしてトップに立った。最終日にツアー史上7人目のアマチュア優勝を目指す。河本結が9アンダーで2位、渋野日向子、原英莉花が8アンダーで3位につけた。

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古江は前半だけで6つスコアを伸ばした。前週の中京テレビ・ブリヂストン・L最終日の後半に続く2週連続のハーフ30をマーク。兵庫・滝川二高を卒業後、六甲国際GCで研修生としてプロテストを待つ19歳が底知れぬ実力を見せた。

「全部良かった。パターがすごく入って、楽なゴルフができた」。試合後の会見ではにかみながら話した。黄金世代の活躍が目立つ女子ゴルフ界だが、古江ら00年生まれも負けていない。古江と同じナショナルチームのメンバーは安田祐香、吉田優利らもプロツアーで活躍中。「同じ年で頑張っているから気になる」と発奮材料だ。

これまで最終日を首位で迎えたアマチュアは、畑岡奈紗、勝みなみら10人いるが、そのまま優勝した例はない。「ここまで来ると勝ちたいけど、強く出し過ぎると力んだりするから」と気負いはない。歴史を変えて、昨年7月、センチュリー21・Lのギルマン以来7人目のアマ優勝なるか。