米ツアー3勝の畑岡奈紗(20=森ビル)がメジャー前週に2位でフィニッシュした。首位と6打差9位で出ると、1イーグル、6バーディー、1ボギーの65の猛チャージをみせ、通算20アンダーまで伸ばした。通算21アンダーで今季2勝目、通算9勝目を挙げたブルック・ヘンダーソン(カナダ)に1打及ばなかった。69で回った横峯さくらは通算12アンダーの16位だった。

1番でバーディー発進。6個のバーディーを積み上げて迎えた16番パー4だった。約3メートルあった返しのパーパットを外してボギーで後退した。最終18番パー5では第2打を2オン成功。上って下る難しい約7メートルのパットを読み切り、意地のイーグル締めでホールアウトした。最終日に猛追した畑岡は「安定したプレーができました。今日は4日間通して一番良いプレーできたので良かったと思います」と振り返った。

前週はツアーを休んでフロリダ州で調整した。ショット、パットともに右肩上がりで調子を上げてきた畑岡は「良い流れがきているので、この調子をキープしていきたいと思います」と笑顔。次週のメジャー3戦目となる全米女子プロ(米ミネソタ州ヘイゼルティン・ナショナルGC)に備え、確かな手応えを口にしていた。