根田うの(北海道・大曲東小5年)が通算10アンダーで初優勝を飾った。

首位ツァオ(米国)に2打差2位でスタートし、5番からの3連続バーディーなどで前半に逆転。しかし、ツァオも粘って15番の根田のボギーで並んだ。16番でツァオがボギーとし、17番で根田がグリーン右から8ヤードのチップインバーディーで突き放した。

スコア提出ではハプニングがあり、スコア記録係が根田のスコアの8番のパーをダブルボギーに誤って「改ざん」し、いったんは通算8アンダーでプレーオフを伝えられたが、再度確認を求めて訂正された。

「ずっと世界一を目標に、パパ(聡さん)と練習してきた。北海道で学校の友達とか親戚とか、応援してくれていたので、いい報告ができます」と笑顔を見せた。聡さんは札幌市内でインドアの練習場を経営しており、練習環境はいい。151センチと体格にも恵まれ、ドライバー飛距離は、本人は「200ヤードぐらい」というが、確実に超えている。「でも飛距離があってもアプローチとパットが悪いと意味がないので、気にしていない」と、考え方もしっかりしている。