【ポートラッシュ=益子浩一】メジャー初制覇を狙う松山英樹(27=LEXUS)は、13ホールを終えて、2バーディー、3ボギーで1オーバーと苦戦している。

1番でボギーをたたき、2番でイーブンに戻しながら4、6番でボギーとするなど、パットが入らずスコアを落とした。堀川未来夢は10番を終え1オーバー。今平周吾は11番を終え9オーバーと出遅れている。

松山はいきなりつまずいた。1番パー4でティーショットをフェアウエーに置きながら約1メートルを外して痛恨のボギー発進。続く、2番パー5でバーディーを奪いイーブンに戻したものの、4番をボギーとすると6番パー3でも、ピン側5メートルにつけながら決められずボギーとした。後半10番で、第2打をピン奥5メートルにつけてバーディーを奪いスコアを1つ戻したとはいえ、まだ上位は遠い。

リンクスコースで強い風が吹く上、グリーンの起伏も激しい難関コース。「風向き次第で変わる」と話していたが、前半9ホールで、グリーンを外したのは9番だけとショットは安定しているものの、ボギーはいずれも3パットとパットがことごとく入らず、流れに乗れない。

昨年は第1ラウンドでトップと9打差の110位と出遅れて予選落ちしたものの、その後は米ツアーで1度も予選落ちがない安定感を誇っている。先週の3Mオープンでも今季5度目のトップ10に入った。

先週の試合後、日本に一時帰国。前日は、強い風と雨の中で後輩の金谷拓実(東北福祉大)と9ホールをこなすなどして調整。上り調子だったが、厳しい戦いを強いられている。