ゴルフのAIG全英女子オープンで日本勢42年ぶりのメジャー制覇を果たした渋野日向子(20=RSK山陽放送)が7日、国内凱旋(がいせん)試合出場に向け北海道入りした。
9日開幕の北海道meijiカップ(札幌CC島松C)では、大勢の観衆が予想されることから、運営側は厳戒態勢を敷く方針。07年に石川遼が15歳9カ月の史上最年少優勝を果たし、「遼君フィーバー」が巻き起こった当時の警備のスペシャリストを配置することが分かった。
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時の人となった渋野がこの日、新千歳空港に到着すると、大勢のファンが待ち受けた。初出場で“世界一”まで登りつめた歴史的快挙に注目は増すばかり。凱旋(がいせん)試合のチケットは前回大会の総販売数を超え、開幕2日前の時点で1・3倍。今後さらに売り上げが伸びる可能性が高い。運営側は対応に追われ、急きょ警備体制の強化を確認。特別チームを組んで「スマイル・シンデレラ」を守る方針を固めた。
空前の“遼君フィーバー”が起きた07年からの数年間、警備にあたったスペシャリストが今大会を担当する。関係者は「あの頃のノウハウを生かして大会を運営することになります。宮里藍フィーバーの頃の警備も参考にする」と説明。
9日の第1ラウンドは同じ黄金世代で地元北海道出身の小祝さくら、前週優勝の成田美寿々と同組。かつて石川組には常時7~8人が警備にあたっていたことから、同等以上の対応になる。全英女子OPではホール間の移動で観衆とハイタッチする姿があったが、ケガ防止のために制限することや、トイレ数、バスの増便も検討している。
帰国後はテレビ出演など多忙を極め、この日は練習できなかった。8日のプロアマ戦に出場するだけで、ぶっつけ本番で大会に臨むことになる。渋野は「時差ぼけもあって、ずっと眠い。(前夜は)お風呂に入るのもだるかった」と言いながらも「全然(重圧は)ないです。こんな状況も長くは続かないから、楽しみます。トウモロコシの天ぷらが食べたい」といつもの笑顔。世界一の輝きを、北の国で見せる。【益子浩一】

