全英女子オープンを制した渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、国内凱旋(がいせん)2戦目の前半を、3アンダーで折り返した。

朝から雨が降り続いたが、午前9時42分のスタート時点でピタリとやんだ。

出だしの1番ホールは、まるでメジャー優勝がかかった最終日のように、グリーンまでのホール全体を大観衆が取り囲んだ。

1番パー4で約20ヤードの第3打を沈め、いきなりチップインバーディー。続く2番パー5でも2メートルのバーディーパットを沈め、勢いに乗った。

5番パー4も奥からの4メートルを入れて3つ目のバーディーで、3アンダーとする。同組の松田鈴英、アマチュアの安田祐香と談笑しながら、伸び伸びとラウンドした。

8番パー3で、まさか3パットのボギーをたたく。

それでも、9番パー5でグリーン手前からの第3打をピン側1メートルに寄せて、バーディーとする。ボギーを打っても、すぐに取り返す、渋野の粘り強さを見せつけた。

4バーディー、1ボギーで前半を終えた。