西C(6537ヤード、パー73)で開催した女子15~17歳の部で、梶谷翼(兵庫・滝川二高1年)が、4バーディー、1ボギーの70で回り、通算8アンダー、211で初優勝を果たした。

前半の3番(パー4)、4番(パー3)で連続バーディーを奪うと、8番パー5でも1つスコアを伸ばして後半に折り返した。12番パー4で唯一のボギーを打ったものの、最終18番パー4をバーディーとして有終の美を飾った。一昨年、昨年と2、3位に敗れており「優勝したかったので本当にうれしいです」とはにかんだ。

「渋野」効果で頂点を奪った。渋野とは同じ岡山出身で以前から親交があった。ゴルフに向かう姿勢に憧れてきたが、AIG全英オープンを制したスマイルは大きな刺激になり、自身のプレーにも取り入れるようになった。「ボギーを出したりすると私はイライラしちゃう。自分なりにプレー中も笑顔でいる努力をするようになった。笑顔でオンとオフが切り替えることができた」と力にした。

史上最年少(中2)で16年の日本女子オープンに出場した天才少女の夢は、プロで渋野のように活躍すること。「いつかプロになって結果を出したい」と、笑顔でも結果でも渋野の背中を追う。

男子15~17歳の部は、唐下明徒(広島・瀬戸内高2年)が、3バーディー、3ボギーの71で回り、通算4アンダー、209で初優勝した。