AIG全英女子オープン優勝の渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、国内女子ツアーの次戦・ニトリレディース(29日開幕)に向け、会場の北海道・小樽CCで練習を再開した。

全英から休みなく出場を続けてきたため、前週のCATレディース(神奈川)を欠場。優勝争いを繰り広げ3位になったNEC軽井沢72トーナメント最終日(18日)以来、8日ぶりに公の場に姿を見せた。

練習ラウンドを9ホール回り、コースを確認。報道陣に囲まれると、右のほおを押さえながら「歯が痛いんですよ~」と漏らした。

故郷岡山で休養した4日ほど前から、右の奥歯に痛みが出てきたという。

「上の歯が痛いです。謎の痛み。しみるわけじゃないから普通にご飯は食べられましたけど。ティーを刺す時に顔を下げると、めちゃ痛い。こ~やって、刺さないといけない」。そう言って、顔を上げたまま、腰を沈めるしぐさを見せた。

歯の影響はプレーにも出ているそうで「食いしばれない分、アイアンが飛んでいない気がした。池に3発、あっ、4発入れましたからね」とため息をはいた。

帰省中は幼少時代に通った地元のソフトボールチームの練習に顔を出したという。「(子供たちと)かき氷をガーッとやっていました。夏休みらしいことと言えば、それくらい。グータラしながら『こんな生活がい~な~』と思いながら、生きていた」と笑った。