全英女王の渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、第2日目5バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの3オーバー、通算1オーバーでホールアウトした。連続オーバーパーなしの国内ツアー記録が29で途切れた。
第2日 アウト3150ヤード=パー36、イン3275ヤード=パー36
ホール | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
パ ー | 4 | 3 | 4 | 4 | 5 | 4 | 4 | 3 | 5 | 36 |
渋 野 | ・ | ・ | △ | ・ | ・ | ○ | △ | □ | △ | 40 |
ホール | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
パ ー | 4 | 3 | 5 | 4 | 4 | 3 | 5 | 4 | 4 | 36 |
渋 野 | ・ | △ | ○ | ○ | △ | △ | ○ | ・ | ○ | 35 |
※・はパー、◎はイーグル、○はバーディー、△はボギー、□はダブルボギー
<IN>
10番300ヤード、パー4=パー
第1打はフェアウエー。第2打はビン奥1メートル。バーディーパットは約50センチオーバーしてパー発進
11番160ヤード、パー3=パー
第1打はビン左^3メートル。バーディーパットは入らず、1メートルオーバー。第3打を決めてパー。
12番380ヤード、パー4=ボギー
第1打はフェアウエー左のラフと境目。第2打は、グリーン左ラフ。第3打のアプローチをミスし、グリーン手前ラフ。第4打でピン右1メートルにつけ、ボギー。
13番385ヤード、パー4=パー
第1打はフェアウエー。第2打はグリーン右ピンから13メートル。第3打のパットは1メートル届かず、パー。
14番570ヤード、パー5=パー
第1打はフェアウエー。第2打もフェアウエーに。第3打はピン左奥4メートルで、第4打はピン左20センチに外れ、パー。
15番300ヤード、パー4=バーディー
第1打は左ラフ。第2打でピン左奥70センチに寄せ、これを決めてバーディー。
16番370ヤード、パー4=ボギー
第1打は右ラフ。第2打もグリーン右ラフ。第3打も寄せ切らす、ピン右手前4メートルを残す、パーパットが入らず、ボギー。
17番160ヤード、パー3=ダブルボギー
第1打がグリーン手前土手に当たり、転がり落ちて池ポチャ。ドロップして打った第3打はピンを1メートルオーバー。ボギーパットも入らずダブルボギー。
18番525ヤード、パー5=ボギー
第1打はフェアウエー。第2打もフェアウエーで刻むが、第3打はグリーン右横のバンカー。第4打はピンにあたり、3メートルオーバー。パーパットも入らず、ボギー。スコアを4つ落とし、2オーバーで後半へ。
<OUT>
1番370ヤード、パー4=パー
ハーフターンは休憩時間なく、雨上がりの1番へ。ティーショットはフェアウエーを捉えられず、右のラフへ。第2打はピンの右に2オン。約5メートルのバーディーパットは、オーバーし観衆からため息が漏れる。約1メートルの返しのパットを入れてパー。
2番185ヤード、パー3=ボギー
前組が詰まり、待ち時間に上田桃子と談笑する。第1打はピン手前、約6メートル。バーディーパットはオーバー。返しの3メートルも外し、3パットのボギー。ギャラリーから「頑張れ!」の声が飛ぶ。
3番510ヤード、パー5=バーディー
フェアウエーから刻んで、第2打は左のラフへ。第3打をピン左2メートルのバーディーチャンスに付ける。これを冷静に沈め、通算2オーバーとする。
4番370ヤード、パー4=バーディー
横断幕とともに「ひなちゃん頑張れ〜」の声援。第1打はフェアウエー右へ。第2打をグリーンに乗せパーオン。ピン手前から約7メートルのバーディーパットを狙う。しっかり打ったボールが、カップに落ちると、大声援に包まれる。渋野は帽子に手をあて、ペコリと頭を下げる。
5番410ヤード、パー4=ボギー
第1打はフェアウエー右。第2打はグリーン横のラフへ。第3打のアプローチは、ピンをオーバー。約3メートル半のパーパットは、カップに弾かれる。
6番185ヤード、パー3=ボギー
第1打はピンの右、約15メートルへ。第2打のパットは、3メートル近くオーバー。返しのパーパットも外れ、2連続ボギー。
7番500ヤード、パー5=バーディー
雨が上がり、蒸し暑さが増す。左へとカーブを描くロングホール。第1打、第2打ともにフェアウエーに置く。第3打をグリーンに乗せパーオン。約2メートルのバーディーパットを沈め、通算2オーバーとする。
8番365ヤード、パー4=パー
ティーショットは左のラフへ。グリーンを狙った第2打は、手前のバンカーとバンカーの間へ。第3打のアプローチは、ピン手前1メートルへ。このパットを沈めてパー。カットラインぎりぎりの通算2オーバーで、最終9番へ。
9番380ヤード、パー4=バーディー
ドライバーで打ったティーショットが、約20メートル先の電線を直撃。バチバチという音とともに、真下に落下する。
打ち直しの第1打は傾斜で転がり、フェアウエーど真ん中の絶好の位置へ。第2打はピン手前4メートルへ。このバーディーパットを沈めると、大歓声に包まれる。通算1オーバーでホールアウト。苦しい1日が終わり、渋野は天を仰ぎ、感無量の表情を浮かべる。