4戦ぶりの優勝を目指す渋野日向子(20=RSK山陽放送)が第3日に挑んだ。第2ラウンド(R)の残りホールが午前6時50分から再開され、16番、17番をパー、18番でバーディーを奪った。第3Rは4バーディー、3ボギーの71でホールアウト。首位と8打差の通算6アンダー、9位タイにつけた。首位はテレサ・ルーで14アンダー。2位に11アンダーで稲見萌寧が続いた。


第3日 アウト3252ヤード=パー36、イン3258ヤード=パー36


ホール
パ ー36
渋 野35


ホール101112131415161718
パ ー36
渋 野36

※・はパー、◎はイーグル、○はバーディー、△はボギー、□はダブルボギー


1番512ヤード、パー5=パー

早朝の第2ラウンドの残りホールを回り終えた渋野は、通算5アンダーで首位と4打差6位。

午前10時40分に第3ラウンドをスタートした。

いきなりティーショットを大きく左へ曲げ、ギャラリーの方向へ。第2打は傾斜からの難しいショットをフェアウエーに戻すと、歓声が起きた。第3打をグリーンへパーオン。手前からの約10メートルを寄せ、3オン2パットのパーとした。

1番パットをする渋野日向子(撮影・奥田泰也)
1番パットをする渋野日向子(撮影・奥田泰也)

2番375ヤード、パー4=ボギー

再びティーショットを左に曲げてラフへ。第2打はグリーン手前のラフ。アプローチの第3打はピン手前2メートル付近に落ちたが、傾斜で戻される。渋野は悔しそうにクラブを地面にたたきつけた。

長いパットは入らず、3オン2パットのボギー

通算4アンダーに後退。

2番ティーショットを放つ渋野日向子(撮影・奥田泰也)
2番ティーショットを放つ渋野日向子(撮影・奥田泰也)
2番フェアウエーを見る渋野日向子(撮影・奥田泰也)
2番フェアウエーを見る渋野日向子(撮影・奥田泰也)

3番370ヤード、パー4=パー

第1打はフェアウエーの左へ。ピンは右。第2打をピンそば約3メートルにパーオン。バーディーパットは惜しくもオーバーし、首をひねる。2パットのパー。

3番パットのラインを見る渋野日向子(撮影・奥田泰也)
3番パットのラインを見る渋野日向子(撮影・奥田泰也)
3番マーカー置く渋野日向子(撮影・奥田泰也)
3番マーカー置く渋野日向子(撮影・奥田泰也)

4番162ヤード、パー3=パー

曇り空、ほぼ無風。

第1打はピンの左へ。約5メートルの下りのバーディーパットは2メートルオーバー。返しはしっかり沈めてパーとする。

4番へ向かう途中渋野日向子(左)はキャディーと談笑する(撮影・奥田泰也)
4番へ向かう途中渋野日向子(左)はキャディーと談笑する(撮影・奥田泰也)

5番417ヤード、パー4=パー

ドライバーで放った第1打はフェアウエーほぼ中央へ。第2打をピン左、約1.5メートルへ。バーディーチャンスだったが、惜しくも外れパー。

なかなかスコアを伸ばせない展開が続く。

6番353ヤード、パー4=パー

短いパー4。FWで打ったティーショットは、フェアウエーど真ん中へ。第2打をピン約5メートルにパーオン。2オン2パットのパー。

7番174ヤード、パー3=バーディー

池越えのパー3。ピンは右、手前には大きなバンカー。

第1打はピン手前、約5メートルへ。しっかり打ったバーディーパットは、カップのど真ん中に沈む。第3ラウンド最初のバーディーで通算5アンダーに戻し、大歓声を浴びる。

この時点で7位。

8番510ヤード、パー5=パー

フェアウエーからの第2打は、左のラフへ。ピンを狙った第3打は、グリーン右手前のバンカー。第4打をピンの右、約2メートルに寄せる。上りのパーパットはしっかり入れる。

9番385ヤード、パー4=バーディー

ティーショットはフェアウエーど真ん中へ。第2打はピンの手前へパーオン。約7メートルのバーディーパットを入れ、拍手を浴びる。

前半は2バーディー、1ボギー。

通算6アンダー。この時点で、同組で首位のテレサ・ルーとは4打差の3位。

10番396ヤード、パー4=ボギー

休む間なく後半へ。4打差3位から首位を猛追するも、ショットが安定せず。10番は3オン2パットのボギー

通算5アンダーとする。

11番361ヤード、パー4=パー

第1打はフェアウエーの右へ。おにぎりをパクリとほおばる。ピンは右。第2打はピンの左、約7メートル。惜しくも入らず、悔しそうにパターをたたく。2パットのパー。

12番525ヤード、パー5=バーディー

日差しが強くなり、サングラスをかける。

左に池があるパー5。

ドライバーで打ったティーショットは、フェアウエー真ん中へ。第2打はグリーンの右手前へ。アプローチをピンの奥、約2メートルに寄せる。これを沈めてバーディーを奪う。

通算6アンダー。この時点で6位。V争いに食らいつく。

13番391ヤード、パー4=パー

ドライバーのティーショットは、フェアウエー中央へ。第2打はピン左、約6メートル。バーディーパットは、右に逸れる。傾斜で右下に流され、約2メートルのパーパットが残る。同じような位置から、先にアン・ソンジュが入れる。続いて打った渋野もしっかり入れてパー。

14番152ヤード、パー3=バーディー

手前に池があるパー3。

第1打はピン手前1メートルのバーディーチャンスにつける。同組で首位を走るテレサ・ルーが、先にバーディーを奪う。渋野も負けじとバーディー

首位テレサと6打差は変わらないが、この時点で5位。

15番497ヤード、パー5=パー

左に池が広がるパー5。

ドライバーのティーショットは、フェアウエーへ。FWで2オンを狙ったが、グリーン手前のラフ。第3打はピン奥、約6メートルへ。

下の難しいバーディーパットは、絶妙のタッチで打ったが惜しくも外れる。

16番374ヤード、パー4=パー

第1打はフェアウエー左の排水溝へ。

ドロップして打った第2打は、ピンの奥へパーオン。グリーンの傾斜で、ピンそば約2・5メートルに転がってバーディーチャンス。

しかし、惜しくも右に外れてオーバー。

チャンスを逃してパーとし、悔しそうな表情を浮かべる。

17番183ヤード、パー3=ボギー

第1打はグリーン右手前のバンカーへ。

第2打はピン手前、約3メートル。

パーパットは惜しくもオーバー。

ボギーとし、肩を落とす。

18番373ヤード、パー4=パー

大勢のギャラリーが待ち受けた最終ホール。

第1打はフェアウエー中央へ。

第2打をピンの奥、約4メートルへ。

わずかに右に逸れてオーバー。

返しを沈め、通算6アンダーでホールアウト。

この時点で9位。

長い1日を終えた。


サスペンデッドの3ホールに臨んだ渋野

2日目の残り3ホール 16番を終えた渋野日向子はスコアに書き込む(撮影・奥田泰也)
2日目の残り3ホール 16番を終えた渋野日向子はスコアに書き込む(撮影・奥田泰也)
2日目の残り3ホール 16番で笑顔を見せる渋野日向子(撮影・奥田泰也)
2日目の残り3ホール 16番で笑顔を見せる渋野日向子(撮影・奥田泰也)
2日目の残り3ホール 17番パットのラインを見る渋野日向子(撮影・奥田泰也)
2日目の残り3ホール 17番パットのラインを見る渋野日向子(撮影・奥田泰也)

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