日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の年間表彰式「LPGAアワード」が18日、都内のホテルで行われ、渋野日向子(21=RSK山陽放送)がメルセデス最優秀選手賞を受賞した。資生堂賞、輝き賞、ベストコメントも受賞し4冠。16年賞金女王のイ・ボミの5冠に次ぐ複数受賞となった。最初に壇上に立ったベストコメントの表彰の際には「ゴルフ人生で1度は立ってみたかった場所に21歳で立てて、何度でも帰ってきたいと思います」と初々しく話したが、同日のうちに計4度も登壇し、その度に笑顔を見せた。

トリとして最優秀選手賞の表彰を受けた渋野は「30歳以内(まで)には結婚したい、目標としては。来季は東京五輪を目指して頑張りたい。21年は米ツアーを目指して、その準備を1年間かけてやっていきたい」と語った。賞金女王は逃したが、8月にAIG全英女子オープンを初出場で制し、フィーバーを起こした。

賞金ランク1位として壇上に立った鈴木愛も、渋野に対し「またライバルになると思うので、また頑張りたい」と、笑顔の中に対抗心をのぞかせていた。