東京オリンピック(五輪)イヤーの2020年が幕を開けた。

女子ゴルフで日本の五輪出場枠が、3人になる可能性が出てきた。19年12月30日付で更新された世界ランクで、19年賞金女王の鈴木愛が1つ順位を上げて15位に浮上した。日本人トップの畑岡奈紗は6位、渋野日向子は11位。日本勢はついに、15位以内に3人が入った。

五輪出場権は20年6月末時点の世界ランクで決まり、基本的には各国2人。だが、同ランク15位以内に同一国から2人以上入れば、最大4人まで出場可能となる。現時点で日本は、東京五輪の出場枠が決まって以来、初めて「2」から「3」に増えた。

日本勢は54位に稲見萌寧、61位に上田桃子、62位に河本結、66位比嘉真美子と続く。河本結は滑り込みでの五輪出場権獲得に向け、今年から米ツアーに本格参戦する方針で、正月明けにも渡米する。

全英女王の渋野も米ツアーはメジャーを中心に試合数を絞って出場する方向で、五輪出場選手が正式決定するまでの半年間は、目が離せない展開になりそうだ。

東京五輪の女子ゴルフは8月5日から4日間、埼玉・霞ケ関CC東Cで行われる。