女子ゴルフで全英女王の渋野日向子(21)が、今月下旬にタイで合宿を張ることが分かった。

27日から10日間の予定で現地に滞在。今季開幕に向け、みっちりと打ち込みを行う予定だ。2月上旬には一時帰国し、中旬に再びタイに渡る。今季初戦はタイで開催される米ツアーのホンダLPGAタイランド(2月20~23日、サイアムCC)になる見通しで、まずは現地の環境に慣れることを重要視している。

翌週にはシンガポールに渡り、HSBC女子チャンピオンズ(同27~3月1日、セントーサGC)に出場予定。その後すぐに帰国し、国内開幕戦となるダイキンオーキッドレディース(3月5~8日、沖縄・琉球GC)に出場する。

東京オリンピック(五輪)イヤー、20年の幕開けは、タイ~シンガポール~日本と移動しての強行日程になる。

現在、日本勢の世界ランクは6位畑岡、11位渋野、14位鈴木と続く。

東京五輪出場権は6月29日発表の世界ランクで決まり、各国上位2人まで。同ランク15位以内に複数選手がいる国は、最大4人まで選出される。

この半年間は大きく順位が変動する可能性があり、よりポイント加算率が高い米ツアーで、どこまで結果が出せるかが五輪出場権獲得へのカギになりそうだ。