新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本ゴルフ協会は3日、国内男子ツアーのダイヤモンドカップ(5月7~10日、千葉・印西市、総武CC総武)の中止を発表した。主催者らが慎重に検討を重ねた結果、ギャラリー、選手、ボランティア、関係者の安全確保を最優先したという。国内初戦の予定だった東建ホームメイト杯から3戦連続での中止となった。

昨年優勝した浅地洋佑は日本ゴルフ協会のホームページで「プロ初優勝を果たした思い出深い昨年大会から1年。ディフェンディングチャンピオンとして迎える本年の大会開催を心待ちにしていましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために大会が中止となったのはとても残念です。開催に向けて努力を続けてこられた関係者の皆さまにとっても苦渋のご決断であったことと思います。しかし、この状況ではご来場をお考えいただいたゴルフファンの皆さまはじめ大会に関わるすべての方々の安全を第一に考えるのは今できる最善のこと。気持ちを切り替えて、来年大会で素晴らしいプレーをお見せし、再び全英オープンに出場できるよう、これからも精進を続けていきます。不安の中で日常生活をおくられている方も多いと思います。1日も早くこの混乱が収束し、平穏な日々が戻ることを願うとともに、そのときには自分も含めプロゴルファー全員がゴルフファンの皆さまを勇気づけ、笑顔になるプレーをすることをお約束します! 来年、笑顔で皆さまとお会いできることを楽しみにしています」とのコメントを発表した。