ゴルフの国内女子ツアーがアース・モンダミンカップ(6月25~28日、千葉・カメリアヒルズCC)で開幕することが決まったが、同男子ツアーは、7月8日開幕のゴルフパートナーPRO-AM(茨城・取手国際GC)での国内初戦を目指している。

国内男子ツアーを統括する日本ゴルフツアー機構(JGTO)の関係者は3日、女子の開幕を喜ぶとともに「主催者のゴルフパートナーさんは、今年初めて開催される大会でもありますし、前向きに検討していただいております」と、7月8日の国内初戦開幕に尽力していることを明かした。

今年の男子は、1月にアジアンツアーと共催のSMBCシンガポールオープンで開幕したが、4月以降の国内での試合は中止が続いている。全25試合を予定していたが、すでに9試合が中止、または開催見送りで、残るは16試合。ゴルフパートナーPRO-AMの後は、1カ月以上、試合の予定が組まれていない。当初は7月2~5日で予定していた日本プロ選手権が、中止か延期となることは決まっており、試合のない1カ月の間に延期されなければ、男子の開幕戦は最速でも8月20日開幕のセガサミーカップまでずれ込む。

当初はアマチュアの出場資格も広げる計画だった、ゴルフパートナーPRO-AMだが、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念し、今年は通常のプロツアーと同程度のプロアマの割合となる可能性が高い見通しだという。それでもJGTO関係者は「本来、試合の7週間前に締め切る出場希望選手のエントリーを、6月半ばまで伸ばしているので、現在も開催に向けて動いているということだと思います」と語った。