女子ゴルフの松田鈴英(22)と吉本ひかる(21)が15日、滋賀県内でエキシビションマッチを行った。9ホールのマッチプレーだったが、2ホールを残して吉本の勝利が決定。

吉本は1番パー4で先勝すると、4番パー3でバーディーを奪って引き離した。5番パー4は松田がバーディーを奪って詰め寄られたが、6番パー4、7番パー5は連続バーディーで制し、9ホールを待たずに決着した。7番終了後、2人は握手しようとしかけたが「あっ」と、新型コロナウイルスの感染拡大を配慮し、互いに突き出して「ひじタッチ」に切り替え、健闘をたたえ合った。

吉本が「今日はパッティングがよかった」と笑顔で振り返ったのに対し、松田は「パターがひどすぎて…。もったいなかった」と、苦笑いを浮かべた。3カ月半遅れの今年初戦となるアース・モンダミンカップ(6月25~28日、千葉・カメリアヒルズCC)を前に、滋賀県出身の同郷プロと対戦。吉本は「途中から2人とも真剣で、アースの前に試合勘を感じられてよかった」と、収穫を口にした。松田も「アースの前に緊張感を味わえたので、みんなに感謝したいです。練習よりも真剣にプレーできた」と、最後は笑顔で話していた。