女子ゴルフの渋野日向子(21=サントリー)が23日、今季開幕戦となるアース・モンダミン・カップ(6月25~28日)に向けて、会場の千葉・カメリアヒルズCCで練習ラウンドを行った。午前8時42分、アウトスタートで笠りつ子、木戸愛、金沢志奈と9ホールをラウンド。18年にホールインワンを達成した9番パー3では、2種類のユーティリティーで2度ティーショットを放ったが、どちらもグリーンには載らなかった。同11時すぎに「ありがとうございました」と、同伴者にあいさつして終了した。

その後はリモート会見で報道陣に対応した。この日の練習を振り返り「筋肉痛があったので、ショットに関しては仕方ないと思い、グリーン周りの芝の長さやアプローチを確認した」という。前日22日のトレーニングで筋肉に負荷をかけた影響で「今日は、へなちょこでした」と笑った。現在の状態も「15%」と話したが、筋肉痛を除けば「元気いっぱいです!」と、言葉通りに元気に答えた。

これまでは実家のある岡山で練習することが多く、同じ98年度生まれの「黄金世代」の面々とも顔を合わせ「久しぶりにみんなと再開できてテンションが上がった」という。それでも新型コロナウイルス対策に気を使い、仲の良い大里桃子、木下彩らと会った際にも、握手やハグはもちろん「肘だけ出した」と、疑似的な肘タッチで、ソーシャルディスタンスを保ち続けたという。

人混みを避け、食事もテークアウト中心だが、前夜は「個室で焼き肉を食べました」と、英気を養った。長いオフとなった間にアプローチを磨き、昨年からの成長を問われ「レベルの高いゴルフを見せられれば」と、力強く話していた。