女子ゴルフの渋野日向子(21=サントリー)が、次戦は海外優先を宣言した。今週開催予定だった資生堂アネッサ・レディースの昨年優勝者として3日、オンラインで会見。昨年、日本人42年ぶりにメジャー制覇を果たしたAIG全英女子オープン(8月20日開幕、スコットランド)について「2連覇できるチャンスは私しかない。行きたすぎてしょうがない」と話した。前週にはスコットランド女子オープン(8月13日開幕)もあるが「推薦をいただけるなら」と、海外での連戦を思い描く。

スコットランドでの両試合の開催可否は正式決定していない。それでも「私の中ではやると思っている。気持ちは前に向いている」と力説。国内ツアーの次戦は未定だが、8月14日開幕のNEC軽井沢72トーナメントの可能性がある。海外参戦なら行動制限など、早めの現地入りが必要。掛け持ちはできないが「やっぱり米国(ツアー)で戦いたい思いは強い」と語った。

1週間前、今季初戦のアース・モンダミン・カップで予選落ちしたショックも「寝たら直りました」と笑い飛ばし、すでに立ち直っている。予選落ち翌日には「朝起きた瞬間、練習に行きたすぎて、行きました」と、1週間の猛練習で課題も見つけた。2年連続のメジャー制覇へすでに動き始めている。【高田文太】