日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は31日、すでに制定している「LPGAトーナメント新型コロナウイルス感染症対策特別規定」を改正したと発表した。

規定は4月3日に制定、施行され、その後、追加、改定していた。今回の改正で、渋野日向子らAIG全英女子オープン(8月20~23日、スコットランド)出場選手が、今季最初の国内メジャーとなる日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯(9月10~13日、岡山)に出場できるようになった。

今回の変更点の1つとして「指定練習日から14日以内に外国訪問歴があっても、日本入国時に行うPCR検査で陰性判定を受けた上で政府から要請される自主隔離期間が当該LPGAトーナメントの本戦第1日目の前日までに終わる場合など、トーナメント事業部が承認した場合は、トーナメントに出場できるように修正」と修正、追記された。

従来であれば、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯の出場選手は一律、大会が指定した場所、時間でPCR検査を受け、その上で陰性判定を受けた選手が出場できる決まりだった。AIG全英女子オープン最終日まで戦った場合、現地時間の翌8月24日に英国を出発し、日本時間8月25日に帰国するのが一般的な日程。帰国翌日の8月26日から14日間の隔離生活に入ると、外出できるのは、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第1日前日の9月9日となる。その時点で大会が準備したPCR検査は間違いなく終わっているが、帰国時に陰性判定を受けた上、その後、隔離生活を送っているため、感染している可能性が低いと判断されたもようだ。

今年の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯は、渋野の出身地の岡山県で開催されるだけに、地元ファンにとっても直接観戦できる機会が増えた格好だ。