米ツアー本格参戦1年目の河本結(21=リコー)が通算3アンダーの首位と4打差4位に終わり、同ツアー初優勝を逃した。ただ参戦4戦目にして、初戦の1月ゲインブリッジLPGAの8位を上回る自己ベストフィニッシュ。優勝は17年全米女子プロ覇者のダニエル・カン(米国)で4勝目を飾った。

以下は河本の一問一答

-4位だったが、今日を振り返って

河本 朝イチからすごく難しいアプローチが入って(チップインバーディーになって)「運がいいな」と思った。ショット自体はあまり調子が良くなく、不安だったけど、キャディーさんがいいヘルプをしてくれた。今日1日で晴れの時もあって、雨の時もあって、風の時もあって、全然違うコースのような感じだった。すごくいい経験だなと思いました。

-この日の前後半で具体的な違いはあったか

河本 大きい違いはないけど、前半は風と雨が強い中で我慢できたと思う。(6番で)ダブルボギーもあったけど、キャディーさんとうまく、いいコミュニケーションをとって、怒ることなくいい感じで回れて、9番のバーディーが来て、1アンダーでハーフターンできた。後半はバーディー先行後に(12番パー3で)1個ボギー打った。その1個のミスが流れを悪くして、運が離れていった感じはある。すごくもったいない。もっと練習すべき。でも、1日を通して、ラフの難しさ、状況判断とかすごく勉強になりました。

-今週はコース内にリーディングボードがなかった

河本 優勝はすごく意識してましたけど、自分のプレーに徹することが優勝への一番の近道と思っていた。集中して、1打1打にフォーカスできた。逆に良かったんじゃないかなと思う。

-このコースで4位という結果について

河本 今週のコースは本当に難しくて、タフなコンディションだった。優勝争いできたのは本当に大きな自信になる。自分がコロナ自粛の間に準備してきたことが間違ってなかったと思えた。でも、優勝するには技術力も経験も、もっと上げていかないといけない。コンスタントに優勝争いできるように、また優勝できるように強くなっていきたいと思いました。

-次のマラソン・クラシック(6~9日、オハイオ州ハイランドメドウズGC)に向けて

河本 来週は、今週のように我慢するコースというより、ガンガン攻めてバーディーをとっていくようなコース。それもまたひとつ、自分を大きく成長させてくれる経験になる。リフレッシュして、いいフィーリングと体調で向かいたい。