16位で出た松山英樹(28=LEXUS)は、3バーディー、2ボギーの69で回り、通算4アンダーの206、首位と5打差の18位で最終日に臨むことになった。

最初のバーディーは7番パー4。バンカーからの第2打を3メートルにつけ、バーディーパットを沈めた。後半に入り、10番パー5でバンカーからの第3打を、1メートルにつけて2つ目のバーディー。12、13番のピンチをしのぎ、上位進出をうかがったが、ともにパー4の13、14番で連続ボギーをたたいた。13番で3メートルのパーパットがカップに蹴られると、左足を上げ、右手で頭をかくポーズをつくって悔しがった。

それでも最終18番パー4で、第2打を4メートルにつけて3つ目のバーディーを奪ってスコアを伸ばす、勝負強さを見せた。ホールアウト後は「前半はショットがいい感じできていたので、もうちょっと伸ばせるかと思ったのですが、後半になって初日みたいなミスが出て残念ですが、最後の18番でいいプレーができてすごくよかった」と、物足りなさをのぞかせつつも、18番のバーディーには最終日につながる手応えも口にした。続けて「明日(最終日)は自分が思ういいプレーができたら、まだまだ分からないと思うので頑張りたいと思います」と前向きに話した。ダスティン・ジョンソン(米国)が通算9アンダーに伸ばして首位に立った。