プロ2戦目で初優勝を飾った笹生(さそう)優花(19=ICTSI)が26日、同3戦目となるニトリ・レディースの練習ラウンドを、会場の北海道・小樽CCで行い、オンラインで会見に応じた。

初優勝の際の最終ラウンドでの赤いシャツと黒いズボン、力強いショットなどから、タイガー・ウッズに例えられる報道も多かったが「タイガーと言われるのはすごくうれしい」と、声を弾ませた。赤と黒のスタイルも「なるかもしれないですね。気分によって」と、再び優勝を争う展開などになれば“勝負服”を投入する可能性をほのめかした。

師匠の「ジャンボ」こと尾崎将司には、直接会って優勝を報告した。「まずは1勝、おめでとう」と祝福されたという。それでも、今大会の目標を問われると「予選通過と、楽しんでプレーしたい」と、あくまでもルーキーらしく語った。

小樽CCの印象など、いくつかの質問に「油断できない」と、口癖のように繰り返した。友人やスポンサーなどから多数の祝福メールをもらっても、日本ツアー最多の94勝を挙げている師匠からほめられても、米ツアー史上最多タイの82勝を挙げたウッズに例えられても、浮かれない。

リンクスコースに各選手が苦しんだAIG全英女子オープンをテレビで見て「いつか出たい」と、出場意欲を高めるなど、難コースも歓迎するような様子に、大物感が漂った。

【高田文太】