ミレニアム世代の古江彩佳(20=フリー)が通算11アンダーで、渡辺彩香と並ぶ2位となった。12位からスタートし、10番パー5でイーグルを奪い、5バーディー、1ボギーで66をマークした。

「元々ぼちぼち安定していたショットがピンに絡むようになって、パットもカップに届くように意識して打ったのが入ってくれました」。前週のニトリレディースと比べ、グリーンスピードが落ちたことで多くのプロが苦労したが「私はまだ速いグリーンに対応できないので、今週の方がアジャストしやすかったです」と話した。

次戦は10日開幕の国内メジャー・日本女子プロ選手権。開催コースのJFE瀬戸内海GCはスコットランドのリンクスを思わせる風情が漂う。昨年のプロテストの舞台だが、古江は富士通レディースでアマチュア優勝した権利でプロ転向したため受験しなかった。「最終テスト前に練習ラウンドには行きましたが、試合形式では回ってません。日本っぽくなく、海外チック。風も吹くでしょうが、嫌いではないです」と話していた。