世界ランク7位の畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)は、日本勢トップの36位で決勝ラウンド進出を決めた。3バーディー、4ボギー73、通算1アンダー、143。11アンダーに伸ばして第2ラウンドを終えた首位のネリー・コルダ(米国)とは10打差に開いた。

第1ラウンドに続き、序盤からバーディーチャンスにつけたが、パットを決められず、スコアが伸びない展開で、インコースの前半9ホールはバーディーなし、2ボギー。「出だしからショットの感覚は悪くなかったけど、1つのパットが決まらなくて、だんだんフラストレーションがたまって、ショットもリズムが悪くなっていった」と、スコアを2つ落として折り返した。

それでもアウトコースは2番パー5で、待望の初バーディーを奪うと、満面の笑みを見せた。「上から速いパットだったので、入れにいくというよりは、寄せにいく感じだったけど、それが入ってくれてよかった」。後半は2ボギーをたたいたが、計3バーディーでスコアを1つ戻した。

決定的な予選通過については「最低限の目標ではあったのでよかった」と、ホッとした表情も見せた。第1ラウンドと同様、安定感のあるショットに対して不安定なパットが続くだけに「伸ばせるだけ、チャンスにはついていると思うので、あとはパットを決めるだけかなと思う」と、前日以上に言葉に力を込めて話した。