昨年、一昨年と2年連続賞金王の今平周吾(28)が5アンダー、1ボギーの66、4アンダーで回り、ホールアウト時点で単独首位に立った。

ショットが好調で、3バーディー、ボギーなしで前半9ホールを回ると、後半出だしの1番パー4では、1メートルにつけた。その後、我慢の展開が続いたが、終盤の8番パー3は、4番アイアンで1・5メートルにつけ、4アンダーとした。約半数の選手がホールアウトした現時点で頭一つ抜け出している。

ツアー通算4勝だが、国内メジャーの優勝経験はなく、特に日本オープンは「日本で1番優勝したい試合」という。9月の全米オープンは、メジャー8度目の挑戦で初めて予選を通過したが、決勝ラウンドで大きくスコアを落とし「悔しかった」。一方で、難コースを経験したことで「心に余裕ができた」と分析。

「今は『ダブルボギーにしないように』『ミスしてもボギーで抑えよう』と思えるようになった。そこまでシビアになることなく回ることができている。以前は『絶対にボギーを打たないように』と思っていたところがあった」と、初めてメジャーを4日間戦い、平常心を保ち続けられることを収穫に挙げた。

難コースで「66」をマークし「ショットが良かったし、いいパットも何個か入ってくれた。いい出だし。上出来だと思います」と、今季初優勝、メジャー初優勝へ、手応えを感じていた。