48位で出た松山英樹(28=LEXUS)は、6バーディー、ボギーなしの66で回り、通算13アンダー、275で4日間の大会を終えた。ホールアウト時点で28位まで浮上した。

インコースの前半9ホールは、スコアを1つ伸ばすにとどまっていたが、後半で5バーディーを奪った。最終9番パー4もバーディーで締めた。フェアウエーキープ率76・92%、パーオン率77・78%の高水準で18ホールを回った。小平智を1打上回り、8人が出場した日本勢の中ではトップ。第一人者の面目を保った。

ホールアウト後は「昨日(第3ラウンド)終わった後の練習で、ショットが良くなるんじゃないかというのはあったので、今日は期待して出ていった。前半は、なかなかバーディーを取れなかったけど、後半は思うようなゴルフができた。これをどうやって初日からできるか考えながら過ごしたい」と、後半の内容に手応えを感じていた。第3ラウンドまで苦しんだパットを打つ際のルーティンを変えたが「入らないので。何も考えずに、打ち方もいろいろと変えていますけど、今日は、うまくいった感じですね」と、説明した。

4日間を振り返って「優勝争いができない位置でプレーするのは、すごく悔しい。次の試合で上位に行くために今週分かったこともあるし、先週分かったこともある。それを1つずつクリアしていければ」と語った松山。次週は休養に充てるが、次戦はマスターズ(11月12日開幕)になるのか、その前週のヒューストン・オープン(11月5日)にも出場するのかは未定だという。いずれにしても、当面の最大の目標はマスターズ。「しっかりと準備をして、マスターズに挑めるように頑張りたい」と、力強く話した。