昨年プロテストで“高校生合格”を果たした新人・山下美夢有(19)が首位と2打差5位で滑り出した。

ショットが安定していた。「今日はパーオンが(18ホール中)17回で、グリーンを外した時もカラーでした」。唯一のボギーは5番で3パットだ。

今季“開幕戦”だった6月アース・モンダミン・カップから3戦連続予選落ちと出遅れたが、その後6戦は予選通過5戦。2戦前のスタンレーレディース(荒天で36ホール短縮競技)は首位発進から5位。成績の安定に伴って賞金ランクも57位まで浮上してきた。

身長150センチは、シード保持者やQTランク上位者など今季ツアー出場有資格者の中で、西村優菜と並んで最も小柄。「上には伸びないので、横に」と、プロで戦うために筋力アップに励んだ。

「鍛えて握力とかついた分、手で打ちがちになるので、体を使ったスイングを意識しています」。ちっちゃな新鋭が、自分なりのやり方で優勝争いを目指す。