昨年の賞金女王、鈴木愛(26=セールスフォース)が5日、6日開幕のTOTOジャパンクラシック(茨城・太平洋C美野里)の練習ラウンドに参加し、現状への思いを語った。

昨季は、この大会を始め、終盤の3連続優勝などで逆転賞金女王を獲得した。コロナ禍から大幅に遅れて始まった今季は、開幕戦のアース・モンダミン・カップでの2位が最高で、前週までの10試合で優勝もない。

「(昨年に比べ)だいぶ物足りない感じがします。去年だけで7勝したし、ケガから復帰してから本当にうまいこといき過ぎた。人間、波がくることもあるので、ここをしっかり乗り切れば、息の長い選手にもなれる」と話した。

今大会のコースは、17年にフォン・シャンシャン(中国)と争い2位になった。「好きなコースではありますが、当時に比べるとグリーンに硬さがなく、スピードもあまり出ない。安定して3つ4つ伸ばせないと、優勝争いは難しい。最近安定して3アンダーとか4アンダーをなかなか出せていないので」と話した。

ただ、不安だったパッティングも上向きで「入らなそうから、入りそうに、入りそうから結果も出るようになってきた」と手応えを口にした。