ベテランの片山晋呉(47=イーグルポイントGC)が6バーディー、2ボギーの66で回り、首位と2打差の通算5アンダーの5位につけた。3年ぶりの優勝を射程圏に収めた。

前年覇者の金谷拓実(22=東北福祉大)、宮本勝昌(48=ハートンホテル)と同組で回った。金谷をはじめ、自身よりも20歳以上年下の若いプロらの活躍も目立ってきている状況に「客観的に見て、よくやっているなと思いますね。長いコースなので、おじさんは大変ですよ」と笑わせた。

それでも「トレーニングはそうとうやっています」とも語り、通算5アンダーの単独5位で最終ラウンドを迎えることには「3日間、思い通りです。こんな位置でやれていることが幸せ」と喜んだ。

コロナ禍をきっかけに始めた自身の公式YouTubeチャンネルも登録者数が15万人を突破した。大会中も合間をぬって取り組んでいるそうで、「練習、YouTube、トレーニングの日々ですよ。月曜日(16日未明)もマスターズを見ながらライブ配信をしないといけない。眠いよね」と多忙な様子だ。

17年のISPSハンダ・マッチプレー選手権以来、尾崎直道に並ぶ歴代4位の32回目の優勝がかかるが、報道陣から「もし優勝したら…」と問われると、「勝ったらずっと起きてると思います。(祝杯をあげて)酔っぱらってるかも」と最後まで笑わせていた。【松尾幸之介】