プロ5年目で大会初出場の蛭田みな美(23=ユアサ商事)が3アンダー、69で滑り出した。不慣れな高麗グリーン対策にパターを初めて、ブレード型からマレット型に変更。17番パー4で残り65ヤードの第2打を57度のウエッジでピン1・5メートルにつけるなど、3バーディー、ボギーなしで安定したプレーを見せた。

14年日本女子アマ優勝者ながら、昨季まで賞金シードを取ったことはない。今季は最終QTランク40位で迎え、今大会出場権をメルセデス・ランク30位以内(25位)の資格で手にしたが、前週まで2試合連続で出場できず「ギリギリだなあ…」とハラハラしていた。

キャディーをコーチの中島敏雅氏に任せる。「来年に向け、オフに何をすればいいか見つけたいので、コーチに見てもらえるのはありがたい」と言うが、出場人数が37人と少ない今大会は初優勝のチャンスでもある。「今日のようなスコアを重ねて行けたらチャンスと思います」と話した。