最終組が前半9ホールを終え、3位で出た岩田寛(39=フリー)が4つ伸ばし、通算8アンダーとして首位に立った。1イーグル、2バーディー、ボギーなしの31。出場全30人の中で唯一、第1ラウンドでボギーがなかったが、第2ラウンドも前半を終えてボギーなしを継続している。

同じく3位で出たチャン・キム(米国)が、通算7アンダーに伸ばして2位につけている。ともにパー4の3番で最初のバーディーを奪うと、続く4番では6メートルのパーパットを沈めてピンチをしのぎ、勢いに乗った。藤田寛之、阿久津未来也が通算5アンダーの3位で追う展開となっている。

昨年優勝し、大会史上6人目の連覇を狙う石川遼と、新人初のツアー連勝を狙う金谷拓実は、ともに3アンダーの8位から同組でスタートし、前半はそろって2つ落とした。2人は10番を終え、10位につけている。6アンダーの首位で出た池田勇太は、前半で4つ落とし、通算2アンダー。石川、金谷と同じく10位に順位を落としている。

今大会が年内のツアー最終戦だが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で試合数が激減し、今シーズンは来年と統合されるため、賞金王は決まらない。昨年、一昨年と2年連続賞金王の今平周吾は、通算4オーバーで23位につけている。